マグロ

2021年7月末までに、ベトナムのマグロ輸出額は4億2,000万米ドルに達し、2020年の同時期に比べて20%増となった。2021年7月だけでも、ベトナムのマグロの輸出額は約6,500万ドルに達し、2020年の同時期に比べて1.7%増加した。

過去3ヶ月間のベトナムの米国市場向けマグロ輸出の伸びは、鈍化傾向にある。7月だけで、同市場向けのマグロ輸出額は2,860万米ドルに達し、2020年の同時期に比べて6%増加したが、2021年6月に比べて減少した。

米国のマグロ加工業者はFOB価格で商品を購入することが多いが、現在、アジアから南米への運賃は2,500ドルから12,000ドル/コンテナと上昇しており、コストが上昇し、ベトナムの輸出業者の利益に影響を与えている。

米国市場とは対照的に、2021年1月から7月までの累計で、EU向けのマグロ輸出額は約8,700万ドルに達したが、2020年の同時期と比べて21%減少した。7月のベトナムのマグロ輸出額は、主要な3つの輸入市場すべてにおいて前年同期比で減少している。

具体的には、イタリアへの輸出が34%、ドイツへの輸出が40%、スペインへの輸出が12%減少した。

また、EU向けの輸出貨物が減少した理由として、運賃の高騰、また、EVFTA協定に基づき、冷凍蒸しマグロなどのマグロ加工品の特恵関税枠が使い切られたことも、同市場への輸出が鈍化する理由の一つとなっている。

ベトナムのCPTPP諸国へのマグロ輸出は、同時期に増加を続け、6.5%増の740万ドルに達した。注目すべきは、7月にカナダ向けのマグロの輸出が減少の兆しを見せ、2020年の同時期に比べて45%減少した点である。一方、メキシコと日本への輸出は引き続き増加し、それぞれ前年同期比2%. と413%であった。

上記の3つの主要市場に加えて、エジプト、フィリピン、または中国などの他の主要市場へのマグロ輸出も7月に引き続き増加している。

[Vietnam Association of Seafood Exporters and Producers 15:11 2021/08/30]

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