2022年のスーパーフードは、アサイーでもケールでもなく、昆虫食

おいしくて、環境に優しいことから、昆虫食がニュースに取り上げられることも増えてきました。
世界では、数年前からブームの兆しが見えており、特にヨーロッパやアメリカでは代替肉の原料として一般的に取り扱われてきています。ヨーロッパ文化を色濃く持つオーストラリアでも昆虫食への関心が高まり、こんなウェブニュースが掲載されました。

2022年、ケール、アサイー、ブルーベリーに代わるスーパーフードの主流がコオロギとなる見込み

昆虫の栄養価の高さは何年も前から話題になっていましたが、2022年はついに、この生き物がスーパーマーケットの主流の棚に並ぶ年になりそうです。世界人口の8割がすでに日常食として食べている昆虫がいよいよ注目を集めてきました。

食品科学者であり昆虫学者でもあるスカイ・ブラックバーン氏は、2007年にタイで初めて昆虫を食べた後、なぜオーストラリア人は昆虫食の文化がないのかと疑問を抱きました。「コオロギは栄養が豊富で、体に必要なものがすべて含まれているのに」。

どのようにコオロギが生産されているか

コオロギは、畜産物や広面積の作物とは異なり、あまりスペースを必要としません。そのため、昆虫の養殖場は都市部でもよく見かけます。あなたの家の隣にもあるかもしれません。

一般的な農家が400頭の牛を飼っているのに対し、ブラックバーン氏は、自分が飼っているコオロギの数は分からないが、数百万匹であることは知っていると言います。彼女は持続可能なビジネスを継続するため、新しいテクノロジーや技術を活用しています。

「ロボット技術や人工知能を開発し、コオロギに餌を与え、掃除し、監視することで、彼らが本当に幸せで健康な生活を送れるようにしています」と、彼女は言います。

引用記事:
ABCニュース(オーストラリア版)2022年2月22日
https://www.abc.net.au/news/rural/2022-02-07/2022-tipped-to-be-year-of-the-cricket-superfood/100780536