昨年6月、ある起業家がキルギスで最初のコオロギ養殖場を立ち上げ、高たんぱく質のコオロギパウダーやフライスナックの生産を行っているというニュースが発表されました。キルギス初のこのビジネスは中国の昆虫食市場をターゲットとしたもので、彼はコオロギ養殖に関してインターネットの記事から発想を得たそうです。
2021年6月時点での情報によると、現在の養殖コウロギは約1㌧ですが中国への出荷は5㌧単位から始めることを想定しており、金額は約82ドル／㌔だそうです。
インターネットの情報やマニュアルなどで勉強しながら飼育を行っており、コオロギパウダーの在庫を増やしつつも現状はフライスナックの販売を行っています。中国の昆虫食市場は年間3万㌧の消費量があるにも関わらず、2万㌧分の供給しかできていないそうで、そこにビジネスチャンスを見出しているようです。
参考記事：
Reuter 2021年6月17日
