ベトナム エビ

コロナ流行の影響を受けながらも、年初からの取り組みで、関係者、団体、経済界の努力により、ベトナムの水産物の輸出は飛躍的に伸びている。特に、エビ製品は素晴らしい輸出成長を遂げたと言える。

Anh Khoa Seafood Company Limited (Ca Mau)によると、長引くコロナ禍により、一部の国で輸入規制が厳しくなり、エビの輸出に影響が出ているという。外国の輸入港での検疫待ちによる混雑や遅延は、輸出企業のコスト増につながっている。

しかし、同社のあらゆる種類のエビの輸出量は同時期に比べて大幅に増加している。2021年の通年の予測では、同社の輸出量は昨年に比べて2~3倍になるという。

カマウ省産業貿易局によると、2021年5月末までに同省のエビの輸出額は4億2300万ドル以上と推定され、同時期に比べて16%以上増加し、年間計画の40%に達している。バクリュウ州では、年初5ヶ月のエビ輸出額は約2億8,000万ドルと推定され、同時期に比べて9%以上増加している。メコンデルタの他の省でも、エビの輸出額は前年同期に比べてプラスに伸びている。

ベトナムの水産物は120以上の市場に輸出されており、その中でアメリカ、日本、EU、中国、韓国、ASEAN、オーストラリア等が最大の水産物輸出市場となっている。エビ輸出に関しては、大きな市場の方で需要が伸びていることが分かっており、一方で、インドやタイといった一部の国では、コロナ禍の影響でエビ需要が減少している。

[Vietnam Association of Seafood Exporters and Producers 21:45  2021/06/19]

※ベトナム翻訳ニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。