ベトナムのコーヒー輸出は、新型コロナウイルスの影響を受けた昨年とは異なり、2021年は良いスタートを切ると予想されていると、VietNamNet Global(電子版が)13日伝えた。
昨年、東南アジアの国は151万トンのコーヒーを海外に出荷して26億6000万ドルの利益を得たが、金額では前年比7.2%、数量では8.8%の減少となった。
ベトナムのコーヒー製品は、世界80以上の国と地域に流通し、世界のコーヒー豆市場シェアの14.2%を占めている。2020年では、ドイツ、米国、イタリアが引き続きベトナムの最大のコーヒー輸入国となっている。
農業農村開発省の農業加工・市場開発局(Agro Processing and Market Development Authority)によると、世界のコーヒー在庫が過去数年で最低水準にまで落ち込んでいるため、2021年にはコーヒー価格が高騰すると予想されている。
しかし、コーヒー業界の回復力は観光業界の回復に大きく依存していると述べた。
農業農村開発省副大臣は、2020年8月1日発効のEUベトナム自由貿易協定(EVFTA)の下では、EUはすべての未焙煎・焙煎コーヒー製品と加工コーヒーの関税を撤廃すると述べた。
また、ベトナムのコーヒー産業は、貿易協定の下でEUに認められ、保護されている30のベトナムの地理的表示の中に含まれているため、ライバル企業との競争力を高めることができると付け加えた。
同省は、EVFTAを効果的に実施するために、各地方自治体に対しEUの輸入業者の要求を満たすために、コーヒーの栽培、加工、保存に最先端の技術を適用するよう求めた。
また、スペシャルティコーヒーの栽培割合の増加、地理的表示の登録、コーヒー製品のブランド化なども奨励されている。
商工省の外国貿易庁によると、ベトナムは統一的および近代的な方法でコーヒーセクターを発展させ、2030年までにコーヒー輸出で60億ドルに達すること目標としているという。
[VietNamNet Global 09:48 2021/02/13]
※GOVERSEEベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。