ベトナムマグロ

年初から現在まで、ベトナムのマグロ輸出業者は、生産コストの増加、コンテナレンタル料金の増加、輸送料金の増加など、多くの困難に直面してきた。しかし、継続した努力と市場の洞察力により、2021年上半期のマグロ輸出実績は、前年同期比21%増の3億5500万米ドルに達した。

2021年6月だけでも、主要な輸入市場への輸出は、日本へが0.8%、イスラエルへが9%減少したことを除き、すべてプラス成長となった。ベトナムのマグロ製品は、現在世界の103市場に輸出されている。

米国:

迅速なワクチン接種を展開した後、米国経済は急速に回復している。外食チェーン、レストラン、ホテルの再開により、米国でのマグロ需要が高まり、輸入を後押ししている。2021年6月末までに、ベトナムのマグロの対米輸出総額は1億5300万米ドルに達し、2020年の同時期に比べて21%近く増加した。現在、ベトナムは米国市場における第2位のマグロ供給国となっている。

EU

ベトナムのEUへのマグロ輸出は増加傾向にある。2021年6月だけで、この市場への輸出額は、同時期に比べて49%増の約1,300万米ドルに達した。この数字により、2021年上半期の総輸出額は、同時期より31%増の7,400万ドル以上となった。特に6月には、スペインへのマグロの輸出が同時期に971%という「疾走感」のある成長を遂げた。この成長率により、スペインは、EU内で第3位のベトナムからのマグロ輸入市場となった。

CPTPP

2021年6月末までに、CPTPP協定参加国へのマグロの輸出額は4,600万米ドルに達し、前年同期比16%増の約13%を占めている。2021年6月には、同ブロック最大の市場であるカナダへの輸出額が約201%増加し、360万米ドルに達した。この市場へのマグロの輸出額は加速している。

今年の最初の6ヶ月間におけるCPTPP市場のもう一つの顕著な市場はメキシコで、6月の成長率は157%で130万ドルに達した。2021年第1四半期に連続して減少していたメキシコへのマグロ輸出は、継続的に成長している。6月末までに、メキシコへのマグロの輸出額は600万米ドルを超え、同時期に比べて53%増加している。

主要市場に加えて、ベトナムのマグロ輸出は、ロシア70%増、ウクライナ100%増、レバノン35%増、韓国87%増、アルゼンチン79%増と、多数の小規模市場でも同時期に目覚ましい成長を遂げている。

[Vietnam Association of Seafood Exporters and Producers News 08:01 2021/07/30]

※ベトナム翻訳ニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。