ベトナムのカニ

専門家によれば、国内の食品・飲料市場は、新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、大きな発展の可能性を秘めていると、Viet Nam News(電子版)18日伝えた。

食品・飲料市場の成長率は、2020年から2025年には年率5~6%に達すると予測されている。

現在は、多くの消費者が植物由来の栄養食品やオーガニック食品、健康に良い食材を使った食品に注目している。2020年末に実施した調査によると、新型コロナウイルスの影響で、顧客の半数が免疫力を高める食品などに多くの費用を費やしていることが分かった。一方で、63.7%の顧客はアルコールやビールへの支出を削減しているという。

食品・飲料企業の70%近くが生き残りと発展のためにデジタルトランスフォーメーションに注力することを余儀なくされている。多くの企業は生産・管理において近代的なシステムを構築し、食品・飲料企業は流通システムを刷新し、伝統的な取引チャネルと現代的な取引チャネルの比率を調整するために投資活動を加速させている。また、食品・飲料企業は、顧客の購買体験を向上させるためのアプリケーションを開発し、パッケージデザイン、エコブランド、製品ラインの開発を進めている。

安定したマクロ経済と、ベトナムとEU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)や環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)などの自由貿易協定は、輸出機会をもたらし、より多くの外国からの投資をもたらすだろう。こうした背景からも、業界の技術移転と技術進歩がさらに促進されるだろう。

[Viet Nam News  18:10  2021/02/18]
※GOVERSEEベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。