タラバガニ

タラバガニやロブスター等の輸入高級魚介類の価格が低下していることから輸入量が増加しているが、2月のテト(旧正月)にむけてさらに増える見込みだとベトナムニュース(電子版)が25日伝えた。

ホーチミンの米国領事館によれば、アラスカ産の魚介類の輸出が昨年は125%増の1,900万米ドルに達したという。

ベトナムは40億ドル規模の輸入額で、米国の第6位の農産物・食料品の買い手となった。

在ベトナムのアラスカ・シーフード・マーケティング・インスティテュートによると、同国ではシーフードの需要が高まっており、関税の関係で複数の加工工場が中国からベトナムに移転しているという。

アラスカ産のシーフードは、主にレストランやホテル、加工業者が購入している。

テトの時期には、比較的簡単に調理でき、特別な日の料理に適したアラスカ産のタラバガニの需要が特に高いという。

また、タラの切り身も香りが良く、骨がないので、子供やシニアのお粥作りにも適していて人気がある。

カナダもまた、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定により、関税ゼロの高級魚介類を多く供給している。2020年には、ベトナムはカナダから7,850万ドル以上のシーフードを輸入しており、2019年比で10%増となっている。

オンラインビジネスにおいても、高級魚介類の価格下落で利益が出ており、送料無料や下処理のされた製品を提供して顧客の利便性を高めている。

[Viet Nam News,  08:52  2021/01/25]
※ベトナム翻訳ニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。