ベトナムの牛

双日株式会社(東京都千代田区)とベトナム・デアリ・プロダクツ・ジョイント・ストック・カンパニー(Vietnam Dairy Products JSC:ビナミルク)のグループ会社であるベトナム・ライブストック・コーポレーション・ジョイント・ストック・カンパニー(Vietnam Livestock Corporation JSC:VILICO)は、ベトナムにおける牛肉製品の加工・販売を目的とした合弁会社(仮称)ジャパン・ベトナム・ライブストック・カンパニー・リミテッド(Japan Vietnam Livestock Co., Ltd.)の設立に合意たと、9日発表した。

双日は49%、VILICOは51%を本合弁会社に出資する。

ベトナムの牛肉年間消費量は現状約50万トン(日本:約100万トン)であり、今後、人口増加(2020年時点のベトナム人口:約9,800万人)および所得水準の向上により、牛肉の消費は更に拡大する見込み。

ビナミルクは酪農および乳製品生産を主事業とするベトナム乳業メーカー最大手として、国内外へ安全・安心な製品供給を通じて強固な事業基盤を確立している。

双日は、肥料製造、飼料製造、製粉、食品卸、総菜製造、コンビニエンスストア運営、4温度帯物流など、ベトナムにて多岐に亘る事業を展開している。また、日本では、100%子会社である双日食料株式会社にて、北米産および豪州産の牛肉の輸入販売や、畜産関連事業のマーケティングをおこなう株式会社ミートワンを運営している。

双日とビナミルクは、双日の戦略的パートナーであるビナミルクの高いプレゼンスおよび販売網と、双日グループの畜産製品販売のノウハウを掛け合わせ、安心安全で高品質な牛肉製品のベトナム市場展開を両グループで共に目指すべく、本合弁会社を設立するという。

双日は、本事業を皮切りにベトナムで推進している多くの事業においてビナミルクグループとの協業を図り、三大栄養素の一つであるタンパク質の安定的な供給体制を、ベトナムを含む東南アジア地域において構築していくことで、同国・同地域の持続的な発展に貢献する。

[双日株式会社ニュースリリース 2021/03/09]

※GOVERSEEベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。