ベトナム冷凍エビ

2021年に入ってからエビの輸出に前向きな兆しが見られ、市場の好条件も相まって、輸出で40億ドルを稼ぐという目標が手の届くところまで来ていると、Vietnam News Agency(電子版)が3日伝えた。

米国税関国境警備局(CBP)がMinh Phu Seafood社の米国向け冷凍エビ製品に対する反ダンピング関税を撤廃したことは、同社とベトナムのエビ産業全体にとって大きなニュースである。

この動きにより、同社は現在インドからの冷凍エビ製品に課せられている追加関税を免除され、より多くの冷凍エビ製品を米国に出荷することができるようになった。また、以前の関税の払い戻しも受けることになる。

商工省は、今回の決定は客観的かつ公正であり、Minh Phu社と関係機関の努力を十分に考慮したものであると述べている。

1月5日、ミンフー社から冷凍エビ製品160トンのバッチが米国、欧州、日本向けに出港した。

農業農村開発省の数字によると、1月の水産物輸出額は6億ドルと推定され、前年同月比19.6%増となった。

ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)は、世界的に需要が安定しており、他の輸出業者はまだパンデミックから完全に回復していないため、2021年はエビの生産と輸出に有利な条件が揃っていると述べた。

また、ベトナムのエビは、同国が締結した新たな自由貿易協定のおかげで、関税の面でも優位性を持っている。

専門家によると、世界市場におけるエビの価格は今年上半期に上昇し、輸出額は44億米ドルに達すると予測されている。

[Vietnam News Agency 16:45  2021/03/03]

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