ビーガン食の定番「アボカド」の歴史を知っていますか

栄養価が高く、美容にも良いと人気のアボカドは、ご存じの通りメキシコ原産のフルーツです。世界で流通しているアボカドの90%はメキシコ産と言われていますが、アボカドの歴史は1万年も前に遡ることができます。

アボカドという名前は、メキシコの先住民族の言葉で「睾丸」という意味。「アボカドは媚薬」と言われていたそうで、貴重な栄養食材でした。当時は、野生のアボカドを集めて食べていたと言われており、人間が栽培を始めたのは今から5000年前だそうです。

16世紀になって、スペイン人がアメリカ大陸を征服した時に、メキシコのアボカドを南アメリカへ運び、南米全土に広まりました。そして1833年にアメリカ人の園芸家がフロリダにアボカドを植え、その後、カリフォルニアやハワイに広まっていきました。

日本に最初にアボカドの苗が届いたのは1915年で、アメリカ農務省のW.J.Swingle博士から贈られたそうです。しかし、日本の寒さに耐えられず枯れてしまったそうです。

日本では、サラダに入れたり、マグロと一緒に食べたり、と料理の食材として食べることが一般的ですが、東南アジアでは、バナナやトロピカルフルーツと混ぜたアボカドスムージーが人気です。甘くて、クリーミーで、南国アジアではおススメのデザートです。