ベトナムのパッションフルーツ

ソンラ省のモコン村の丘陵地には、かつてのような不毛のキャッサバ畑やトウモロコシ畑はなく、今では、パッションフルーツで覆われており、生産者は年間数十億ドンの収入を得ていると、VietNamNet Global(電子版)が1日伝えた。

とあるモコン村の村人は1億ドンを稼ぎ、栽培面積が大きい家庭になるば5億ドンも稼いだという。

この村民は、以前は2ヘクタールの面積でキャッサバを栽培していたが、ほとんど儲からなかった。その後、彼は紫のパッションフルーツを栽培するようになり、価格はここ数年低かったものの、去年は1キログラムあたり2,000-3,000ドンで販売できた。彼は0.5ヘクタールの面積に400本の黄色いパッションフルーツの木を育てようと試み、10トンの収穫を得たという。

パッションフルーツはVietGAPの基準に基づいて栽培されている。企業は農家に標準的な種子、肥料、バイオ製品、技術担当者を提供し、農家がその指示を厳守すれば、パッションフルーツの生産物をすべて回収することが約束されている。そのため、農家はパッションフルーツを栽培するために高額な投資をする必要はない。

また、この村では、数十の世帯がこうした企業と協力して、黄色のパッションフルーツも栽培している。ある山間部の村民は、2ヘクタールのパッションフルーツを栽培して、50トンの生産量を得た。販売価格は1キロ当たり1万5千ドンから2万6千ドンで、彼は8億ドンを販売し、5億ドンの利益を得た。

ソンラのパッションフルーツ会社によれば、2019年末から地元農家と協力してパッションフルーツの栽培を開始し、2020年には収穫を開始。今では栽培面積は100ヘクタールに達している。

[VietNamNet Global 13:00  2021/03/01]
※ベトナム翻訳ニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。