ベトナムの米作農家

新型コロナウイルスによる困難にもかかわらず、コメの輸出は2020年に30億米ドル以上に達し、前年比10%以上の増加となったとVGP News(電子版)が5日に伝えた。

この結果を受けて、2021年は市場からの好影響と新たな自由貿易協定(FTA)の発効の効果により、コメ産業の成長が続くと予想されている。

2020年当初は、中国市場への米の輸出は新型コロナウイルスの影響を大きく受け、多くの注文がキャンセルされていたこともあり、このような奇跡を起こすとは誰も予想していなかった。

このような成功は、ベトナムが締結したFTAの活用や、多くの国で新型コロナウイルスをきっかけとした食糧需要の急増等に起因している。また、ベトナムが白米から、より競争力のある香りの良いコメへの品種転換を迅速に行ったことにも起因している。

ベトナム食品協会(Viet Nam Food Association: VFA)の予測によると、フィリピンやアフリカなどの主要な市場がベトナム米の購入契約を継続しており、2021年のベトナム米輸出の見通しも良好である。

[VGP New, 17:13 2021/01/05]
ベトナム翻訳ニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。